第十二回 王朝的斜阳(12-4)
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まで従顺な安禄山に、玄宗はすっかり心を许し、彼の求めるままに恩赏を与えたのである。 一方で、宰相杨国忠は、そんな安禄山を危険视し、警戒を怠っていなかった。 杨国忠は、密かに哥舒翰という人物を访れた。河西节度使の哥舒翰は、身Tを壊して疗养してはいるものの、まだ充分に军を指挥できる、勇猛な将军である。 「范yAnはどうなっていますか」 哥舒翰は、杨国忠の来访を受けて讯いた。范yAnは现在の北京にあたり、安禄山の本拠地である。 「奴はすでに兵を揃え、蜂起の准备を进めている。だが、口実がないので困っているようだ」 杨国忠は、间谍を使って安禄山の身辺を调べていた。 哥舒翰は顔を昙らせる。 「口実ですか。……畏れながら、君侧のJを除くということも言えますぞ」 あからさまに自分のことを蔑まれたのだが、杨国忠は怒りはせず、苦笑した。